お得感って??
スーパーなどで目玉商品を提供していますがそのもの自体は薄利または赤字提供です。
それはその目玉商品でお客様を集めてほかの商品も買ってもらい利益に繋げる方法。
スーパーはそもそも食材購入などで頻繁に行くところなので目玉商品の魅力のみの行動
決定にはなりません。
だからこの手法は長い間ユーザーに支持されています。
では飲食店は?
「ワンドリンクサービス」とか「一品サービス」とかありますが、それはさほど原価が
かかってない商品のサービスが多いです。
客側も「ワンドリンクサービス」は聞きなれたフレーズなのでお得感をさほど感じてい
なくて「一品サービス」は欲しいものでないと押しつけ的になってしまうので逆効果に
なることがあります。
なので飲食店は他店との差別化を○○%OFF のようなクーポンを提供するか、コース料
金を割引するようになります。
飲食店の一般的な構成比
売上原価30%+人件費30%+光熱費5%+家賃10%+広告宣伝費5%+
消耗品その他雑費5% = 85%
あくまで仮に数字を入れてますが
100%-85%=15%
15%しか残らないとすると割引サービスは15%以上はできない計算になります。
したがって飲食店側が考えるのは原価(食材費)と人件費を削減することで割引サービ
スを完成させなければなりません。
飲食店はお客様にいいものを提供したい。
飲食店はお客様に「いいものを安く提供したい」と食材費を削減するための努力は当然
してます。
「常に安くていいものはないか」とか
「時間と手間をかけて食材を最大限に活かす」など。
人件費は「3名必要のところを2名で効率よく動く方法はないか」
「通常以上のスピードで行動する」とか「休憩時間を削って作業に充てる」などなど。
考えられる努力を重ねています。がしかし、限界はあります。慌てることによるミスで
時間がかかってしまったり。。。
でも、ミスを飲食店は言い訳はしません!
つまり、原価ありきの飲食店が極端な割引はありえないということ。
飲食店でのお得感とは価格が低くなっていることではなく、
「店内の雰囲気」「接客サービス」「料理」を体験して支払う金額が安いと感じた時、
お得感が味わえるし、利用者が心地よく過ごすことが出来ただけでも満足感が得られる
のでは。
まとめ
お客様は、
それが脳に刷り込まれているのでまたその感覚を味わいたいために再来店をします。
割引サービスで集客するために飲食店は大変な努力をして提供しますが、利用者は「そ
の金額ではありえないよね」といった考えがどこかにあります。疑いもあるので心が満
足していないことがあります。
だから、
グルメサイトの割引サービスで利用したお客様はリピーターにならないです。
「店の雰囲気」「接客サービス」「料理」この3つのクオリティを上げてお客様に常に
満足していただき再来店を繰り返してもらえる努力が本来の飲食店の頑張りどころでは
ないでしょうか?
リピーター、常連客はどのような状況になっても通ってくれます。
正しいところに貴重な販促費を充てましょう!